PRODUCT|ドリッパースタンド

ハタガネとフローリングの端材を用いた実験器具のようなドリッパースタンド。

ハタガネとは木材を締め付けるための大工道具で、
木材を接着する際、接着剤が乾燥するまで固定しておくためなどに使われます。
シンプルな用途のために作られた、真鍮製の無駄のない形状。

また、台座としたナラ材のフローリングは処分されようと風雨にさらされていたもの。
無垢材ならではの経年変化がもたらす独特の風合いに魅力を感じました。

大工道具と建築資材。
真鍮と木材。
異なる性質をもちながらもどこか共通項のある素材。
この２つのかたちから着想し、シンプルな工程で、生活道具に作り変えたいと考え製作しました。

デザイン・製作／大橋武志

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