はじめて鎌を研いでみた話。包丁とは違った手入れの方法でした。
畑の雑草が伸びていたので草刈りをせねば!となりました。
わざわざこんな超猛暑の、しかも一番暑い日だと言われている日にしなくても…って感じですが、
一度気になるとどうしても草を刈りたくなってきたのでした。
せめて効率だけでも上げようと、鎌を研ぐことに。
鎌の研ぎ方は包丁などの刃物とは違いちょっと独特
使ってる鎌はこれ。おそらく祖父が使っていた年季もの。
見た目で分かるくらい刃がぼろぼろになっていて全く切れないので、
力技でぎゅぎゅっと草を刈ってます。
さすがにこれじゃしんどいなー。
包丁を研ぐときと同じように、砥石を濡らして台に置き、さあ研ぐぞー!とセットしたものの、
なんだかうまくいかない。
カーブがかかってるので前後に滑らせてもうまく研げる気がしない。
結論から言うとこのポジショニングは間違い!
鎌ってどうやって研ぐんだろう、と調べてみました。
砥石を持って刃を固定し、前後に研いていく
正解はこちら。
包丁の場合、台に砥石を固定し刃を滑らせていきますがその逆。
鎌の刃部分を台にあて固定。
その刃に対して垂直に砥石をあて、横に滑らすのではなく前後に小刻みに研いでいきます。
なるほどなー。
たまに刃の状態を確認しながら研いでいきます。
砥石色の水が出てきますが、これが研磨剤になるので拭き取らずに研いでいきます。
暑さのせいかすぐに乾いてくるので、ときどき砥石に水を補給しながら。
裏面は砥石を横に滑らせる
裏から指で刃を触ってみて、ちょっと引っかかりがでてきたら刃がついた証拠。
鎌は片刃なので裏面はバリをとるイメージで、砥石を横に滑らせていきます。
草を刈るものなので、包丁のように厳密に仕上げなくてもいいみたい。
今回使った砥石は#120番と#240番と、荒めのもの。
ざっくりと簡単に仕上げていきます。
ちょっとの手入れで刈りやすくなった
さて、ほんとにこれで研げたのかなー、と思いながら草刈り開始。
切れ味が全然違う!
稲のような柔らかい雑草はちょっと力が必要ですが、
セイタカアワダチソウのような茎が太めのやつはスパン!と切れます。
これならこんな暑い日も頑張れそうな気がする。
ちなみに今回使った砥石は100均で買ったもの。
それでも十分研げたと思うのでご報告でした。