2018-09-15

野菜づくりという不思議。

台風が過ぎ去り、いつの間にかクーラーを付けずに日々を過ごしています。
畑を始めて1回目の夏の終わり、秋がやってきました。

夏の畑は本当に楽しくて、ぽこぽこと野菜ができました。
茄子、とうもろこし、枝豆。
特にピーマンは本当によく食べたし、
赤いピーマンは品種の違いではなく収穫が遅れたときにできるんだということも学びました。

「自分で野菜作ってたら、お金出して野菜買うのが嫌になったんじゃない?」
と聞かれて、それとは違う感覚があるなあと感じています。

畑を始めて強く感じたのは不思議だということ。
小さな種が雨に打たれて芽を出し、実をつける。
肥料をやるわけでも
こまめに水をやるわけでもないのに、
ちゃんと食べられる野菜になっているという不思議。
そして食べものが自分の手と土からできたんだという感動。

そういえば「人生フルーツ」という
手本にしたい素敵な老夫婦の暮らしを追ったドキュメンタリー映画の中で、
「子どもたちにはお金というより、いい土を受け継がせてあげるのがいいと思っている」
という内容のことを(たぶん)言っていて、
今だと「こういうことかー」と胸に響きます。

お金出して野菜買うのが嫌になったどころか、
私たちの何倍以上もの手間暇かけて土を肥やし、育てた野菜。
ありがたく頂戴します、という感覚です。


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