2018-12-01

POPEYE12月号〈クラフツマンシップ。確かにこれは、職人技だ! 〉

POPEYE12月号

POPEYE12月号〈クラフツマンシップ。確かにこれは、職人技だ! 〉が面白い。
作家を取り上げた特集はたくさんあるけど、
この切り口は見慣れたものとはちょっと違う印象を受けました。

まず出てくる作家の年齢が若くて普通に20代。10代も!
年齢で語るのは野暮だし若いからどうという訳ではないけど、
作品よりも作家本人がフォーカスされ、
独立したばかりの工房で奮闘する姿が写されています。
これから頑張っていくぞとフレッシュな作家の気持ちと、
それを応援するPOPEYEの目線が表現された記事の数々。

この人おもしろいな、
こういう生き方があるんだなと刺激が貰えるような内容で、
ページの後半になればなるほど木工、陶芸といった
身近な分野のクラフトマンだけでなく、
ソフビ人形やフライフィッシングのためのバンブーロッド、
ダウンジャケットといった、
ちょっとマニアックな作家たちが取り上げられています。

ダウンを手でつくるなんて目からうろこ。
なんでも作れるもんなんだなー!夢がある!

紹介されている人たちは日本人もいれば外国人もいて、
このページは日本の作家、次のページはパリの作家、
次はロンドン、そしてまた日本…とランダムに紹介されているのも新鮮。

インタビューで語られる言語は違うはずだけど、
たのしそうにものづくりに向き合う姿は一緒。
自分の手で作リ出すことの面白さがダイレクトに伝わってくる気がしました。

読み応え充分。
おすすめの一冊です。


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