2018-07-09

なつやすみの美術館8〈タイムトラベル〉へ。和歌山県立近代美術館

和歌山県立近代美術館で開催中の企画展、なつやすみの美術館8〈タイムトラベル〉へ行ってきました。
なつやすみの子どもたちと一緒に家族で楽しめる展示。

最後にワークショップコーナーもあって楽しかったです。

テーマに沿った多様な作品を見ることができる

宇宙の時間、歴史の時間、時間そのもの…といったテーマに分けられ、
宇宙の始まりから、終わり、そしてその先へ、と徐々に時間軸が進んでいきます。
全体の作品数は多いわけじゃないですが、並んでいる作品はすごく多様なので、
これは好き!ってものに出会える確率は高そうだと思います。
子どもの集中力を考えると丁度いいボリュームなのかも。

個人的には立体作品がどれも面白くて、
どうやってつくったんだろう?と思うものから、製作意図を考えさせるもの、
美しくてこの雰囲気好きだなーと思うものにも出会えました。

メインビジュアルに使用されている作品も面白いですよね。
タイトルは〈2000年後に発掘された絵画の化石・モネ〉。
タイムトラベル感がすごい!2004年の作品だそうです。
このアーティストの他の作品群も展示されていたんですが、視点がどれも面白かった。

キャプションの下のひとことコメントが面白い

子どもたちがターゲットということで、展示の見せ方も工夫されていました。
キャプションの下にひとことコメントが書かれていて、
〈地獄におちるひとがおおいので、鬼もおおいそがし〉
みたいな(うろ覚え)、絵のテーマや問いかけが優しい言葉で書かれています。

この問いかけは大人にとっても面白い内容で、
作者の考えに一歩近づけるようなヒントでもありました
コメントを探して館内をうろうろしている子どもの姿もあって微笑ましいです。

最後にワークショップコーナーがあって楽しい!

展示の最後に用意されていたのはワークショップコーナー。
タイムトラベルにいくためのなにかをつくろう!というテーマで、
工作道具が用意されていました。
カラフルな色紙がグラデーションに整然と並ぶ姿みて
テンションあがらない人なんているのでしょうか。いやいない。
子どもに交じっておとな2人で作ってきました。

(このコーナーはフラッシュなしでの撮影許可を貰いました。)

各テーブルにのり、はさみも美しく用意されています。
大橋が作ったのはくじら。
口から入って、ぶしゅー!と出てくるときにタイムトラベルするという仕組み。

ここは自由に工作できるコーナーで、担当の人は特にいません。
はさみやのりにナンバーをふったり、テーブルに紙が敷かれていたり、
きれいなに保つための細かな工夫がされていてるなー。

最後に飾るところもありました。
みんな上手だなー!
この企画展は9月2日(日)までなので、よかったら行ってみてください。
最後のワークショップも楽しいのでおすすめです。

美術館の中にはBring Book Store 。
以前行ったFinland Weeks in Wakayamaの会場にもなってたカフェです。

和歌山・Finland Weeks in Wakayamaに行ってきました。


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