2018-09-29

増築部分の基礎工事。⑦鉄筋曲げの続きと墨出しまで。

バーベンダーで鉄筋を曲げる作業

しばらく間が空いてしまっていた小屋作業。
せっかくなので学生さんがインターンに来てくれている間に進めたいなと思い、
鉄筋曲げの続きから。

前回の記事のおさらいはこちら。

増築部分の基礎工事。⑥バーベンダーを使って鉄筋曲げ。

久しぶりのバーベンダー作業

鉄筋を曲げる位置を決める

前回残っていた鉄筋曲げの続き。
せっかくコツを掴んだのに、間が空きすぎてコツを忘れていました。
インターンの子も頑張っています。

ちょっと悩むのがアールに曲げる部分。
鉄筋の端で180度曲げたいのですが、
端すぎると曲がり切れないし余裕をもたせすぎると全体が短くなってしまうので、
ぎりぎりを攻めていきます。

バーベンダーで曲げた鉄筋

完成。
色んな長さ、色んな加工のものができました。

水糸下げ振りを使って墨出しの印付け

下げ振りを使った墨出しの様子

続いて墨出し。
今回はちょっとイレギュラーですが、
既存の建物との関係から基礎の立ち上がりはなしで施工します。

まずは通り芯を墨付けするために遣り方に水糸を張り、
交点の部分に下げ振りを据えます。
精度が求められる作業。

下げ振りを使った墨出しの様子

下げ振りの先には重りが付いてるので、示す先は交点からまっすぐ垂直。
捨てコンに印を付けていきます。

捨てコンを打つときの墨出しがうまく言ってなかったようでぎりぎり。
本来はこの墨が土台の芯にあたる計画でしたが、
芯をずらして施工しようということになりました。

墨つぼで墨出し

グーグルカラーにカラーリングされた墨つぼ

続いて捨てコンにつけた印を結んでいきます。
使うのは実家の車庫に15年ほど眠っていた墨つぼ。
おそらく父が使っていたものですが、
グーグルカラーにカラーリングされていました。楽しんでるなー

15年も前の墨つぼなんて本当に使えるのか?と疑問でしたが、
朱液を入れてやると問題なく使えました。

墨つぼを使った墨出しの様子

針の付いた方を固定して、朱液のついた糸を伸ばします。

墨つぼを使った墨出しの様子

パチンと糸をはじくと朱色の線が描かれます。

墨つぼは黒のものが一般的ですが、
今回使った墨つぼはたまたま朱色でした。
朱色の方が視認しやすそうでいい感じ。

次は曲げた鉄筋を組んでいく作業。
やっと作業らしくなってきました。

増築部分の基礎工事。⑧鉄筋組み作業


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