手掘りで〈打ち抜き井戸〉を作ってみる。①道具準備編
「井戸つくってみたいんだけど…」と大橋に言われたのが2年前。
井戸?ってあの井戸?え、自分でつくれるもんなの?
と戸惑いましたがどうやら本気だったようで、
トーカンハットに打ち抜き井戸を作ってみることになりました。
〈打ち抜き〉とは工法のこと。トトロのような井戸ではなく、
電動ポンプでくみ上げて、蛇口から水がでるような形を目指します。
水脈はあると思うんですが、3mか、はたまた5mなのか、
どれくらいの深さにあるのか不明なのでちゃんと掘れるかどうかわかりません。
水でますように!
ちなみに井戸の作り方を調べていると、おどろきの事実が発覚。
畑に水道がないから井戸を掘りたいのに、
井戸を掘るには水が必要らしい。
水を得るには水が要るという、
ヤマアラシのジレンマならぬ、井戸掘りのジレンマ。
この問題は近所の方に相談してどうにかしようと思っています。
打ち抜き井戸はざっくり言うと、
太いパイプと細工した細いパイプを用意。
太いパイプをぐさぐさと地面に刺し、水を入れ、
細いパイプでその中の土を巻き上げて搔き出していくというやり方です。
まずは道具づくり。
細いパイプに細工していきます。
カットしてジョイント!
はじめジグソーで挑戦しましたが、まっすぐ切るのが難しかったのでスライドソーに変更。
継ぎ手は色々あって、同じサイズのパイプを繋ぐものや違うサイズを繋ぐものも。
ジョイントするときはエスロンという接着剤でくっつけるのですが、
取り外しができるようにネジを切ったタイプのバルブ用ソケットもあります。
これがエスロン。塗布用に筆を買いましたが、キャップに筆がついてたので不要でした。
(前にも使ったのに忘れてた)
パイプの方を面取りして、パイプ、継ぎ手両方にエスロンを塗布。
ぎゅぎゅー!としっかり押し込んで接着完了。
これは土を搔き出すしかけ。
この穴は水を出すしかけ。
あとは弁を付けたり、土を砕くブレードを付けたり。
土の状態が粘土質、砂質で仕様を変える必要があるので、
2パターン作って、どっちの場合でも対応できるように準備。
全部繋いだらこんな感じ。
えいえいえい!って縦に掘っていきます。
ほんとにこれで掘れるんかなー(半信半疑)
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