増築部分の基礎工事。②水糸はりから地業まで
先日遣り方までできたトーカンハットの増築部分の基礎工事。
今日は水糸はりから地業まで作業していきます。
捨てコンまで行けるかなーと淡い期待を抱き、資材の買い出しからスタート。
(ぜんぜんそこまでたどりつけませんでした。)
まずは必要な資材の買い出しから
捨てコンとは基礎を打つ前に底面を平らにするようにコンクリートを打ち、
基礎の墨出しなどの今後の作業をやりやすく、正確にするためのもの。
ちなみに墨出しとは壁や柱の位置を正確に床や壁に示す作業です。
前回地縄張りの作業で建物の外形を紐で示していきましたが、
もっともっと正確に示し、工事を進めていくのです。
さて捨てコンに必要な資材の買い出し。
なんせ増築部分がほんの僅かなので、甘く見てました。
コンクリートの材料として買った内容は以下。
セメント25kg×2袋
砂25kg×4袋
砕石25kg×4袋
バラス18kg×23袋(捨てコンと土間の下に敷く用の砕石)
合計664kg!
え、計算間違ってない?
ほんとにこの量手で練るの?とはらはらしながら車に積み込みました。
水糸をはってバカ棒をつくる
先に前回作った遣り方をちょっと手直し。
できてなかった筋交を入れていきます。
ちょっとのことなのにグラグラが収まりました。
筋交い大事。
貫板の上に釘をうち、糸をくくりつけます。この糸が水糸。
これから土を掘ったり、バラスを敷いたり、コンクリート打設したりしていきますが、
この水糸の高さがすべての基準になります。
それが見やすいようにバカ棒を作っていきます。
(バカ棒バカ棒呼んでますが、なんて失礼な名前。正式名称あるんかなー)
こんなやつ。
地面にまっすぐ立てて、水糸との差をみます。
まずは基礎のために地面を掘って行く作業なので、
[基礎]地盤天985のラインが水糸に重なるまで頑張って掘りましょうという意味です。
ここからはひたすら掘る!
前回張った地縄を中心に捨てコン用の穴を掘って行きます。
増築部分は2カ所あって、トイレとキッチン。
まずはトイレ部分から。
しかし私たち、ずっと穴掘りしてるな…。
畝つくったり、井戸掘ったり。
今回の穴掘りは畝みたいなもんでしょ!いける!と思ってたらすごく大変でした。
やっぱ高さ揃えるとか、均一にするというのはやっぱ難易度が高いんですね。
ひたすら掘る!
しかしこの井戸の穴との近さは大丈夫なのか。
崩落しないかどきどきしながら作業を進めていきます。
ちなみに建築現場ではこんな人力で穴掘りはしません。
ショベルカーでやります。それがいいと思います。
転圧作業。タンパーがないので自作の道具で原始的に。
続いて地面の締め固め。
本来はタンパーという工具で突き固めていくんですが、持ってないので自作していきます。
作ったのはこんなやつ。コンクリートブロックの穴をうまく使って固定します。
持ち手の棒は小屋に眠ってた農具の持ち手を採用しました。
持ちやすそうだなー思って使いましたが、この持ち手いい雰囲気だな。
ビス穴開けちゃったけど内装のどこかに使いたいなー。
これをどん!どん!と地面に落として締め固めて行きます。原始的!
締め固まってきた。これはかなり美しくできたんじゃないでしょうか。(自画自賛)
ちょっと掘りすぎたか。まあ合格点でしょう!
バラスを敷いて、もう一カ所も掘っていく
バラス(砕石)を敷きます。
トイレ部分は今日はここまで。次回この上に捨てコンを打って行きます。
さてもう1カ所のキッチン部分。
同じ流れで穴掘って転圧の途中まで進みましたが、
こちらは目標にしていたバラスまでたどり着けず。悔しい。
しかしだいぶ現場っぽくなってきて、わくわく感がでてきました。
次回は捨てコンかな。
あの量、ほんとに手で練れるのでしょうか。どきどき。
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