2018-06-11

手掘りで〈打ち抜き井戸〉を作ってみる。③弁を改良!編

前回の反省から、弁を改良して再度挑戦してみることにします。

手掘りで〈打ち抜き井戸〉を作ってみる。①道具準備編

手掘りで〈打ち抜き井戸〉を作ってみる。②ひたすらスコップ編

打ち抜き井戸では弁が肝心らしい。
太いパイプをさした穴に水を入れ、細いパイプを上下に抜き差しして土や小石水流で巻き上げ、
細いパイプから落っこちないように引き上げるという繰り返しで掘っていきます。
はじめにつくった弁はこちら。

2本のビスで作った手掘りのための弁

2本のビスで作った手掘りのための弁

この2本のビスが、弁が反対側にペコペコならないためのストッパーのつもりだったんですが、
これがうまく機能せず、土を引き上げられなかったというのが敗因。

弁を改良する

そんなわけで弁の固定とストッパーの強化、
それから改良前は2mmだったゴム厚を3mmにして反発力を高めることにします。

丸くカットしたゴム板にアングルを取り付けた

アングルとボルトを使って改良した弁

アングルとボルトであれやこれやしました。(改良前のに比べると)ちゃんとなった!

パイプで掘ってみます

塩ビパイプに水を入れる様子

水を入れてる人と、はしゃぐ助っ人(姪っ子)。

塩ビパイプを上下に動かし、穴を掘る作業

ガサガサガサガサ!とパイプを上下に動かして水流で土を巻き上げていきます。
上げる動作より下ろす動作の方を素早くしたほうがいいみたい。

塩ビパイプで土を掻き出しているところ

ざばばー!
うーんあんまり土が掘れない。でも弁はちゃんと機能してそう。これは土の問題かなー

石を砕く作戦にでる

その後地道に掘り進めるも、石にあたり進まなくなってしまったので
単管で石を砕くパワー作戦を進めます。

単管の先を斜めにカットする

単管の先を斜めにカット。

単管を繋ぐ作業

mの単管を繋ぎます。合計4m

単管で石を砕く作業

パイプと違って重い!つらい!

単管で砕いた石

割れた石が出てきた!単管作戦いけるかも。

一瞬だけ粘土層が出てきた

ガサガサガサ!とパイプを抜き差ししてると、がちっと固まってしまい抜けなくなりました。
ぐるぐるまわしても、ぐぐぐーとパイプを倒しても抜けない!
抜けないというより全く動かない。なんで?石と石の間に挟まった?でもこんなに動かないってなに?

そうこうしてるとやっと抜けた!
犯人はなんと粘土。パイプにびっしり粘土が詰まっていました。
ずっと石多めの砂の層だったので、やっと石から脱出できたか!と喜ぶも
粘土層は一瞬だけ。また石多めの砂の層が続きます。
一体なんだったんだろう。層ってこんなことあるんかなー

井戸掘りはまだまだ続くよ

単管で掘り進めた穴

ようやくコツも掴んで、ずいぶん土を吸い上げるようになってきたけど、
どうもパイプに入らない中ぐらいの石が底でころころして邪魔をしているようです。
これ以上進むのは無理かなってことで、終了。
パイプの上端で2.1m。なんと今日進んだのは20cmほど。
掘りやすい層にあたればさくさく進むのかなー。道のりはながい!

次はマジックハンドみたいにがっちりつかめる道具が必要かも。
水が出るのももう少し先になりそうです。

さて井戸掘りがまだまだ時間がかかりそうなので、一旦休憩。
小屋のキッチン、トイレの増築部分の基礎工事を進めていくことにします。

増築部分の基礎工事。①地縄から遣り方まで


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