手掘りで〈打ち抜き井戸〉を作ってみる。②ひたすらスコップ編
先日加工した打ち抜き井戸用のパイプをひっさげてトーカンハットへ。
作ったパイプを試してみたいとこですが、まずはスコップで穴掘り。
井戸の位置を決め、50cm角の穴を出来るだけ深く掘ります。
ほんとはトーカンハットの土は、手掘りの井戸づくりに向かない土地なんですよね。
石や砂利が多くて、畝をつくったときにも掘りづらくて苦戦しました。
スコップのターンが終わると、パイプでの穴掘り作業に移るんですが
そのときにパイプに通らないサイズの石にあたってしまうとアウト。
それ以上掘ることができません。
石の層を突破するまでスコップ作業です。
掘ります。
掘ります。
ひたすら掘る!
たまにボス的な石が出てきて苦戦しながらも掘り進めますが、
なかなか石の層を突破することができません。
1.1m突破!
写真に映り込んでるスコップの感じでおわかりいただけるかと思いますが
ぜんぜん長さが足りない。
80cmくらいのスコップなんで、上半身穴につっこんで作業してます。
ちなみに作業につかったのはこの3つ。
スコップ(先が平たい)とスコップ(先が尖ってる)と、長い柄杓。
前半はこのスコップ(平)+スコップ(尖)のコンビで使い、
後半はスコップ(尖)+長い柄杓というコンビで使いました。
このコンビ使いが結構重要。どれもたまたま小屋にあったものでラッキーでした。
穴掘りって
1、底面の土をぐさぐささして、ぐりぐりほぐす
2、その土を掻き出す
の繰り返しなんですよね。
尖ってるやつは1の作業に適してて、平たいやつは2の作業に適してました。
でもある程度深さが出てくると、2の作業がきつくなってくるので
長い柄杓に持ち替えて掻き出しました。
1.5m突破!
スコップで掘るのはもうこれが限界かな。
1.3mあたりから土の感じがちょっと変わってきた気もしますが、まだまだ石は出てきます。
とはいえ掘れば掘るほど深くなるし、土の変化がはっきりわかる感じが楽しい。
試しにパイプに挑戦してみることにします。
穴が気になる様子の助っ人(姪っ子)。
パイプを挿し、水を入れ、えいえいえいとやってみましたが土はうまく掻き出せず。
いろいろと上手くいってない。
弁が弱い気もするし、水の量が足りない気もするし、やはり石が多すぎるのか。
なんにせよ改良が必要なので今日はここまで。
記録は1.5mでした。
この日から用水路に水が流れ始めたよと近所の人が教えてくれました。
農業用に使ってもいいらしい。
お隣の田んぼにも水が張られました。
6月の始まり。
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トーカンハットとはなんだ?という記事はこちら。