2018-09-07
ものづくりは楽しいけど大切なことはその向こうにある、という話。
学生さんたちは夏休み。
この夏、おおはしぐみにインターンを希望してくれている学生さんがいて、
興味を持ってもらって嬉しいなと思いつつも
どんなことを経験させてあげられるんだろうかと悩みました。
今おおはしぐみが抱えている仕事は設計事務所の案件としては変わっていて、
設計、デザイン、そして自分たちで手を動かすことがセットになっていることが多い。
その子が希望してくれた理由に「ものづくりが好きだから」ということを挙げていて、
ああ、それならきっと一緒になにかをすることができるだろうし、
伝えられることもあるかもしれないなと思い、受け入れを決めました。
ものづくりは楽しい。
けど今は、きっと大切なことはそのもうひとつ向こう側にあるかなと思っています。
自分でつくるということは理解しようとしているということ。
素材に対して向き合ったり、
やっぱり大変なんだな、難しいなとか、
こうやったらうまくいくかもというアイディアが生まれたり、
実体験として知ろうとしていること。
そしてその体験が自分にしかない価値観を形勢して、
納得するとか選択するということに結びついていく。
つまり大事なのは手を動かしている間の話ではなく、
ずっと頭の中で考えがめぐるもの。
生き方みたいなものに繋がっていると思っています。
なぜつくるのか、という問いはずっと模索しているところ。
一緒に過ごす時間の中で、
新しい興味が生まれたり、未来のヒントを感じてもらえたらいいな。
学生時代の自分にどんな経験をさせてあげたいかなと考えながら、
どんなことが起こるかわくわくしています。
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